事務局だより

2022・8・13

「役割演技」の源流



 ここ近年、道徳は大きく変わった。


 教科化されたということがやはり1番の原因であると思う。

 それにより、通り一辺倒の手法から、様々なやり方にスポットライトが当てられるようになった。

 その中の一つに「役割演技」がある。


 役割演技といえば、私はこの方のお名前を思い出す。


 生田茂先生である。


 私たち関西在住の教師にとってはご縁の深い、兵庫県の先生である。


 生田先生は、昭和5年に鳥取県で誕生された。教員として兵庫県にて道徳教育に貢献された方である。

 生田先生が昭和の時代に世に出されたご著作が、昭和48年10月発行の「役割演技による道徳指導」である。

 とても研究熱心であり子ども思いな先生であられた生田先生。

 その思いは、ご著作の中の文章から分かる。

 「まえがきにかえて」で先生はこう述べておられる。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
 「ひとりひとりの子どもに、ほんとうに効果のある道徳指導を実現したい。」これは、昭和33年「道徳の時間」の発足と同時にこの研究に取り組んで以来今日にいたるまで一貫してもち続けている私のねがいである。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 役割演技の研究が盛んになされる今、改めて、生田先生から学んでいきたいと思う。

 目の前にいる子どもたちへの愛情を忘れずにー。


新型コロナウィルス感染症拡大防止による処置に思う




 日本全国、関西圏の多くの良識ある研究会やサークルが、2月、3月中のセミナーや勉強会の中止、もしくは、延期を次々と決めている。


 これは、どの研究会、セミナー主催者も、道徳的規範意識をしっかりと持っている証拠であると思う。



 お隣中国では、死者が千人を超えている。

 お年寄りだけでなく、若い人もだ。



 現に、日本もそうである。
 どんどん拡がってきた。



 まだ3月中に、セミナーや研究会があるようだ。

 主催者は、開催することだけを優先することがないように、どうか、参加者の皆さんの健康、生命を第1と考えた、勇気ある決断をお願いしたい。


 道徳的な葛藤が、まさにそこにある。


 道徳研究をするものだからこそ、できる判断がある。

 勇気ある決断をお願いしたいものだ。

2020・2・23

山田誠先生に学ぶ「本物の道徳授業づくり」セミナー


中止しています。